デニムの移動販売を手がける新倉さんは、今年の6月からまち活に参加したニューメンバー。
キャンピングカーにデニムなどのカジュアルウェアを積み込んで、どんな場所でもお店を開く業界初のオリジナルスタイルで、主に平塚から湯河原までの神奈川県西部で開催されるマルシェなどのイベントに出店し、ジーンズの販売やリペアを手掛けて9年目になります。
取材協力:ママぎゅっと
業界初の「走るジーンズショップ」として、平塚と市外をつなぐ潤滑油に
まち活との出会いは、まち活の拠点でもある『まち活ベースきちきち』の前にイベントとして出店したことがきっかけだったといいます。
市外に出ていることが多く、平塚の人々との関わりが少なかったという新倉さん。まち活での活動を通して「平塚中心街とのつながりや潤滑油としての役割を果たしてみたい」と思ったそうです。
普段は一人で移動販売の仕事をしているので、多くの市民と関わって自分の知見が広がることにとてもやりがいを感じるとのことです。
外から中の人に
まち活のことは実はメンバーになる前から注目していたといいます。
七夕まつりの飾りを増やす活動や、きちきちをベビー休憩所として開放していたことなどにとても共感したとのこと。
中でも印象深いには、2021年のコロナ禍の時。
まち活が東日本大震災から10年の節目として実施していた募金活動「オレンジマスクキャンペーン」に協力したことが転機に。
平塚の防災イベント「ひらつな祭」に組み込まれ、平塚市内の募金箱設置協力店で100円を募金するとオレンジ色のマスクがもらえるというものでしたが、「市外の人だって協力してくれるはず」と新倉さんはキャンピングカーを小田原や湯河原など県西まで走らせて、キャンペーンに尽力。
活動範囲が広い新倉さんならではの発想で、平塚市内にとどまることなく支援の輪を広げることに成功しました。
この頃からすでにまち活の中でも活動を深く理解している大切な存在に。
正式メンバーになるのも時間の問題だったそうです。
年に一度の奥様との旅行が楽しみ
お仕事柄土日に休むことが少なく、中々奥様と同じ日に休めないため、年に一度は夫婦で旅行をすることが楽しみだそうです。
昨年訪れた金沢や能登はとてもいい所だったそうで、震災からの早い復興を願っているとのことでした。
また中学から大学まで続けたトロンボーンを10年ほど前から再開し、現在はブルースバンドで活動もされているそうです。
主役を盛り立てる「いい味に」
小田原から平塚に住み始めた30年前は『商店街の平塚』と呼ばれ、駅前は非常に賑わっていたことが印象深いそう。
平塚の中心街のお店や人々の結束力やパワーにとても魅力を感じると共に、好きなところでもあるそうです。
そんな新倉さんは自分を野菜にたとえると『ブロッコリー』とのこと。
添え物として存在感のあるブロッコリーのように平塚のみなさんを主役にして、それを盛り立ていい味を出していきたいと、にこやかに話す姿が印象的でした。
新倉健一郎
1966年3月1日 魚座 A型
Denimman
HP https://denimman.jimdofree.com/