東曜印房は平塚八幡宮に向かう大門通りにある、創業110年の歴史ある印鑑のお店です。
4代目店主の水嶋さんは印鑑を彫る職人であり、まち活の管理と運営の中心メンバーでもあります。
まち活の活動拠点である『まちなかベースきちきち』は東曜印房と同じ大門通りにあり、水嶋さんは月に10日以上はきちきちに顔を出しているそう。勢力的にまち活に関わる水嶋さんと平塚の関わりについてお話しをお聞きしました。
取材協力:ママぎゅっと
「平塚にこれがあるといいな」を形にしたい
駅前の商店街のお店が講師となる『平塚まちゼミ』の実行委員を務めたことがきっかけで、まち活メンバーに誘われて参加したそうです。
「東曜印房が110年も続いてきたのは平塚の人々に支えられてきたからであり、平塚という街に大きな思い入れがあるので、特に子育てや福祉、防災関連で『平塚にこれがあるといいな』をまち活を通して形にしていきたい」と熱く語っていました。
七夕まつりで子育てファミリーをサポート
2023年と2024年の『湘南ひらつか七夕まつり』ではきちきちをベビー休憩所として開放し、赤ちゃん連れで七夕まつりに来場するファミリーが快適に授乳やおむつ替えができる場所を提供しました。
湘南助産師会の協力を得て運営し、休憩だけでなく育児相談や子育てファミリーの交流の場として利用者からの好評を得たそうです。
FM湘南ナパサでパーソナリティとしても活動中
生まれも育ちも平塚で、4年間の愛知県での印鑑修行以外はずっと平塚で暮らしています。
また、小学生から大学生の4兄弟を育てる父親であり、FM湘南ナパサでレギュラー番組を担当するラジオパーソナリティでもあります。
『ひなぱぱさ〜ヒナタとパパでナパサ〜』は毎週水曜日の19:30〜20:00の生放送番組で、初代の長男さんから次男さん、現在は三男さんとタッグを組んで13年間も続けているそう!
学校でのこと、日常のこと、夏休みの出来事など、普段忙しくてなかなかじっくり話すことができないお子さんとの貴重なコミュニケーションの時間として大切なものになっていると、楽しそうに話す姿が印象的でした。
自然いっぱいで子育てしやすい平塚
「海、山、川など自然に恵まれていて、総合公園などのスポーツ施設が整っているところが平塚のいいところ」とのこと。また、小学校から大学まで教育機関がそろっていて子育てしやすい環境も魅力的だと、子育てパパならではの視点で話していました。
水嶋さんは、まち活を通じて多様な人たちと交流を重ねて地域に還元しているご自身のことを、「キャベツのようだ」と例えていました。鍋でコトコト煮込むと味が染み込んで美味しくなるキャベツのように、じっくりと平塚の街に関わる姿はまさにキャベツという表現がぴったりです。
水嶋 祥貴
1976年10月15日生まれ 天秤座 A型
東曜印房
https://toyoinbo.com/