桐生 直明 / 岡本薬局

スターモール商店街の岡本薬局で会えるのが桐生直明さん。

「薬剤師という仕事は薬局の中で何をしているのか知られていない職業」とのこと。
でも、だからこそ、「知ってもらう」必要がある職業。
平塚に住んでいる人たちやと商店街の人たちと関わっていく機会には積極的に顔を出すという桐生さん。
「その気持ちがまち活に参加することに繋がっていった」といいます。

取材協力:ママぎゅっと

定点観測で感じる変化を楽しむ、そのために最前線で動く

まち活の活動のきっかけとなる「まちゼミ」を始めるタイミングから、イベント毎に活動に関わり、気付いたらまち活メンバーとして活動していたそうです。
「いまだに私はサポーターだ、と主張しているんですけどね」と桐生さん。

まち活のイベント最前線で動く

まち活の実働部隊!!

まずイベントを企画する人がいて、やって!といわれたら「行きます!」と言って現場で率先して動いているのが桐生さん。
常に現場の最前線で動き、参加者の様子を見ながらイベントを作り上げていきます。

「現場でやるのが楽しい!こうしなきゃいけないというのがないし、参加している人のリアクションが直に感じられるのが醍醐味。
企画の時点から関わっていると発案者の気持ちを汲んだり、思いが共有できているので、現場に行った際にその思いや気持ちが伝わっている瞬間を見て感じ取れるのが面白い」と語ります。

被災地と防災を平塚で身近に感じてもらう防災イベント「ひらつな祭」では、出展ブースを巡りスタンプを集めるとお菓子・缶バッジ・災害用の笛などがもらえる「防災・減災スタンプラリー」と、まちなかのイベント時に道路に芝生を敷いて様々な人たちの休憩の場となることを目的とした「青空ファミリースペース」は桐生さん自らの企画。
スタンプラリーグッズのような防災啓発の資材は、使用頻度が少ないけれど購入するとなると高額な物。
まち活のような団体こそやったほうがいい、と思って推したといいます。
この防災資材は小学校などから要望があればいつでも貸し出せるようにまでなっている、とのこと。

ひらつな祭の「青空ファミリースペース」では親子で瓦礫の中に埋まっているぬいぐるみを探してもらう瓦礫の撤去体験もあり、災害時の疑似体験と日常との距離を縮めるアイディアの中に桐生さんのセンスが光る防災イベントになっています。

手に届くものとして、身近な日常がつながっていくものとして

桐生さんの中で優先順位は①家族、②仕事、③まち活などのイベントごと。

①②がなければ③もできない。「無理なく、長く続けるのがポイントです」、ときっぱり。
明解爽快。

最近始めたというバスケットボールがオフの日の楽しみとして新しく加わったそう。
そしてめったにない連休があったら、ドライブして旅行。
運転中に家族と話をする、そういう時間を大事にしています。

平塚に来て10年弱。

「宿場町の歴史を持ってること自体がすごいこと。歴史は変えられないから。古地図を見ながらまちが変遷していく様子を感じられ、それが今に至るというのを持っている、のが平塚。
岡本薬局の中にも古地図がありますよ♪」。
100 年を超える歴史を持つ岡本薬局の店先にもあるという、古地図から紐解くまちと歴史の魅力についても語ってくれました。

やってみたいなと思ったら、できるのがまち活!

「まち活でまだやれてない、これからやりたいことはめちゃくちゃある!!居場所づくりをしていきたい」。

退職をして人間関係が希薄になって元気がなくなっていく人が多いのを間近で見ているので、とりわけ定年退職間際の人たちに向けたイベントを思案中。

「カフェ巡りでまち歩きする企画なんて面白そうじゃない?」と目を輝かせます。
1つのアイディアから次に繋ぐアイディアが生まれていくのが推進力。
これからのまち活へのパワーもご自身の岡本薬局の毎日から生まれていきます。

桐生 直明

1983年5月23日 双子座 O 型
岡本薬局